前々回のブログの続きです。
工務店の来店予約をし、ついに当日。昨年の10月頃だったかと思います。
工務店の事務所に出向くと、社長さんが出迎えてくれました。
社長を中心に、本当に数人で経営している小さな工務店。
事務所は、一部がモデルルームとなっていて、リビングを模したモデルルームで打ち合わせが始まりました。
こちらから何を話すでもなく、ひたすら社長さんが語ってくれたのは、家の性能の話。
「断熱と気密をしっかりすれば、壁掛けエアコン1台で全館空調できますよ。」
「一定量の太陽光発電パネルを付ければ、年間の冷暖房費はほぼペイできますよ。」
具体的な実例を、数字を交えながら、熱く熱く説明してくれました。
それを頷きなから、聞き入っている僕。でも、内心は…
え、知ってますけど?
なぜなら、それができる工務店を探してここまで来たので。
社長さんが一通り話したいことを話し切ったタイミングを見計らって、僕が聞いてみたいことを聞いてみました。
一人暮らし用の家を考えているんですが、御社で20坪前後の実例はありますか?
「あります」と言って、20坪を切るような家の完成時の写真を、何件か見せてくれました。
この具体例だと、どれくらいの予算がかかりますか?
「物件ごとに異なるので一概には言えませんが…」と、ホームページに書かれているプラン例の価格は、それ以外に数百万円かかっている事を教えてくれました。
ホームページに標準仕様の具体的な説明がなかったんですが、標準仕様はどうなっていますか?
「HEAT20のG2クラスです。うちではG3クラスを建てる人も多いですが、どうしても予算がかかってしまいます。予算を落とした場合でも、最低基準をG2クラスにしています。気密測定は必ず行い、C値0.5を切るようにしています」
土地をこれから探すのですが、土地の紹介はしていますか?
「うちでは紹介していません。ご自身で探してもらう必要があります。良い候補が見つかれば、私の方で現地確認してプランを作成するので、教えてください。ただ、土地探しのシステムを紹介できるように準備を進めているので、準備ができたらお声がけしますね」
…こんな感じで、ひと通り聞きたいことを聞いて、パンフレットをもらい、その日の打ち合わせは終わりました。
帰り道、少し寄り道してコーヒーショップへ。その場でパンフレットを読み漁りました。
そして、この工務店なら大丈夫だろうと思い、ひとまずこの工務店で家を建てる計画をスタートすることに決めたのでした。
コメント